保険治療と自費治療の違い

保険治療の現状

保険診療とは、病名が付けば治療を受けることができる制度です。

例えば、前歯の歯と歯の間が虫歯で
隙間が出来て見た目が悪い場合、虫歯という病名があるため
保険診療で虫歯治療と共に審美性を回復することは可能です。

しかし、もともと歯並びの関係で健全な歯と歯に隙間があり、
見た目が悪い場合は、病名がないため保険診療適応外となります。

審美性を回復するための矯正治療が自費診療になるのもこのような理由です。

保険診療は、厚生労働省が定めた各治療に関して評価(点数)が定められているため、
時間をかけて丁寧に治療しようが、短時間でいい加減な治療をしようが評価は同じなのです。

言い換えれば、卒後間もない新人歯科医師に治療を受けても、
ベテランの歯科医師に治療を受けても評価は全く同じなのです。

このような理由から、保険診療に時間をかけて丁寧に診る歯科医師が少ないのが現状です。

現在の歯科治療

元来歯科医療の目標は、口腔疾患の治療、予防、健康の保持にあります。

生体が機能を回復し、健康を取り戻したとしても、
そこに審美性が加味されなければ
心身ともに健康を取り戻したという実感が得られないことは
ほとんどすべての患者様が感じられていることだと思います。

最近では、患者様の口腔内に対する審美性の要求は非常に高まっております。
一昔前では、ただ歯の痛みを除去するとか、
崩壊した歯を修復し噛めるようにするだけで患者様の満足は得られたのですが、
最近は生活も豊かになり、自然で健康的な美しさを求められるようになってまいりました。

人前で歯を隠すことなく自信を持って笑えることは、
その人の人生を明るくし社会の質も向上します。
このような患者様の高度な要求に応えるためには、
我々歯科医師は最新の技術や知識を身に着けなければなりません。

審美歯科を標榜している歯科医院は数多く存在しますが、
日本歯科審美学会認定医を取得している歯科医師はそれほど多くありません。
我々の仕事は職人ですので、知識を得るだけでなく、
日々トレーニング、研鑽を積む努力をしなければなりません。

保険治療と自費治療の違い

保険治療と自費治療との違いは、使用する材料にあります。

前歯部の領域では、保険診療でも審美的(金属が露出しない)材料を用いることも可能ですが、その材質は硬質レジンと呼ばれる高分子材料(プラスチックのような素材)ですので、
長期的耐久性に不安があります。
また、表面の艶が徐々に失われる、着色、変色なども
避けられません。

一方、自費診療に用いられる材料は、最も生体親和性の高いセラミックス材料が用いられるため、
表面の艶は維持され、着色、変色の心配もありません。
また、隣接する軟組織(歯茎)に為害性を与えることもなく長期的に安定した材料です。

崩壊した歯や、失われた歯を力学的に構築し、咀嚼機能を回復する学問を
補綴(ほてつ)学と呼びますが、私は日本補綴歯科学会の専門医を取得しており、
また日本審美学会の認定医でもありますので、複雑で治療困難な症例も過去の経験から
様々な治療オプションを立案させて頂きます。

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